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小さなものは手放せるのに、大きな不用品になると急に手が止まる。そんなことはありませんか。
「捨てたい」と思ってはいるんです。でも、処分の費用はいくらかかるんだっけ、どうやって出すんだっけ、と考えているうちに一日が終わる。そしてまた、部屋の隅でそれを見かける——わたしはこれを、かなり長いことくり返していました。
この記事では、2026年に各地で進んでいるごみ処理の値上げのこと、「捨てるか売るか、どちらを先に考えるといいか」、そしてわたしが自転車1台を手放すまでにつまずいたことをまとめています。
この記事でわかること
- 不用品の処分費用が2026年にどう変わっているか(ごみ袋・粗大ごみの値上げ)
- 捨てるか売るか、どっちを先に考えればいいのか
- 処分の手間そのものを減らす3ステップ
読了時間の目安:約6分 🌿
不用品の処分費用は2026年いくら?捨てるコストは静かに上がっている
まず、費用の話から。手放すことを先送りしている間にも、不用品を捨てるためのコストは少しずつ上がっています。
ごみ袋の値上げが各地で続いている
たとえば茨城県の神栖市では、2026年6月1日から市の指定ごみ袋が値上げされました。45リットル20枚入りが275円から358円へ、20リットル20枚入りが132円から215円へ。市は理由として、原材料費や運搬費などの高騰を挙げています(神栖市公式サイト)。
同じような改定は、秋田県の由利本荘市、新潟県の見附市、高知県の宿毛市などでも2026年に行われています。全国すべてというわけではありませんが、あちこちで少しずつ動いている、という感じです。
粗大ごみの「対象」が広がる自治体も
変わっているのは金額だけではありません。
名古屋市では2026年10月1日から、粗大ごみの考え方そのものが変わります。これまでは「30センチ角を超えるもの」が対象でしたが、10月からは「容量45リットルの指定袋に入らないもの」が原則対象に。手数料も250円・500円・1,000円・1,500円・2,000円・2,500円の6区分に整理されます。
つまり、これまで普通ごみとして出せていたものが、粗大ごみ扱いになるケースが出てくるということです。
そもそも、不用品の処分ルールは自治体によって違う
ここでひとつ、正直に書いておきたいことがあります。
わたし自身は「値上がりしたな」と肌で感じたことはあまりなくて、それより驚いたのは引越しをしたときでした。自治体専用のごみ袋があることに、そもそも驚愕したんです。
以前住んでいた市区町村では、透明な袋であればそれでよく、安いものを見つけて買いだめできました。それが当たり前だと思っていたので、指定袋を買わなければいけない地域があると知ったときは、けっこうな衝撃でした。
費用そのものは、1回あたり数百円から数千円です。ただ、ここまで調べて思ったのは——わたしを止めていたのは、たぶん金額ではなかった、ということでした。だとしたら、金額を比べるより、考える順番のほうを変えたほうが早いのかもしれません。
順番を変える:捨て方を調べる前に「売れるか」を見る
捨てるか売るか、どっちが得なんだろう——そう迷って止まってしまうくらいなら、考える順番を先に決めてしまうほうが早いです。わたしがもっと早くやればよかったと思っているのは、これでした。

ステップ1 「売れるかもしれない枠」に分ける
まず、手放したいものを全部並べて、「これは値段がつくかもしれない」というものだけをいったんよけます。
わたしの場合、捨てるか売るかでいちばん迷ったのは、デジカメ、ソファー、祖母が遺した着物、衣裳ケース、ジュエリーあたりでした。どれも「捨てるにはしのびない」けれど「売れる自信もない」もの。この判断がつかないゾーンが、いちばん長く家に残ります。
ここで大事なのは、自分で値段を決めようとしないことです。売れるかどうかは、査定に出してみないと分かりません。
ステップ2 まとめて宅配買取に出す
よけたものは、宅配買取に回します。段ボールに詰めて送れば、あとはプロが見てくれます。
着物、アクセサリー、家電、雑貨……とジャンルがばらばらなときは、幅広く扱っている買取サービスを選ぶと一度で済みます。品目ごとに送り先を変えるのは、それだけでまた面倒になってしまうので。
服がまとまった量あるなら、服を得意とするところに出したほうが値がつきやすいです。宅配買取のしくみと注意点はブランディアとは?断捨離の服を宅配買取に出す仕組みと注意点にまとめています。
ステップ3 値段がつかなかったものだけ、粗大ごみに出す
もちろん、全部に値段がつくわけではありません。
わたしも何度かありました。汚れや汚損がひどいものは、引き取ってはもらえたけれど、値段はつかなかった。がっかりしなかったといえば嘘になりますが、自分でごみに出す手間が減っただけでも十分ありがたかったです。
そうやって数を減らしてから、残ったものだけを自治体の手続きに回します。ここで初めて、申請とシールの出番です。10個を前にして手が止まっていたのが、2個なら動ける。わたしにとっては、その差が大きかったです。
処分方法そのものの選択肢は不用品の処分方法5選|断捨離初心者がやってみてよかった方法まとめにまとめているので、あわせて読んでみてください。
ペパ一方で、「売る」側の環境は良くなっている
この順番が現実的になったのには、理由があります。売るほうの出口が、以前よりずっと使いやすくなっているんです。
中古品を扱うリユース業界は好調で、251社の売上高合計は前期比11.2%増、4期連続の増収となりました。物価高が追い風になっていると分析されています(東京商工リサーチ)。
市場が伸びているということは、それだけ買い取ってくれる先が増えているということでもあります。段ボールに詰めて送るだけの宅配買取も、以前よりずっと身近になりました。
捨てるほうは手続きが増えて、売るほうは手軽になっている。先に「売れるか」を見る順番が現実的なのは、この変化があるからです。
ちる
ペパ自転車1台の処分に、500円と「朝8時半」が必要だった
ここまでの「費用より手間で止まる」という話には、下地になった体験があります。
わたしが最後に粗大ごみに出したのは、乗らなくなった自転車でした。
費用は1台500円。金額だけ見れば、そんなに高くはありません。
ただ、そこに至るまでがなかなかでした。まずインターネットか電話で事前に申請をして、そのあとコンビニで納付券(シール)を購入して貼る。ここまでは、まあ分かります。
つまずいたのは最後でした。指定された日の朝8時30分までに、自宅前の決められた場所まで運んでおく必要があったんです。壊れている自転車もあって、そこまで押していくのが本当に大変だった記憶があります。
結果どうなったかというと——なかなか粗大ごみを捨てるのに踏み込めず、結局捨てるのが遅くなり、無駄なものを手放せない時期が続きました。
あとから振り返って思うのは、わたしを止めていたのは500円という金額ではなかった、ということです。
「次の休みにやろう」「今度やろう」「明日やろう」「今日の午後やろう」。雨が降っていれば「晴れたらやろう」。そうやって、また後回し。
自転車を見るたびに「あ、またやるの忘れた」と思い、正直なところ「誰か回収してくれないかな」とまで思っていました。
止めていたのは、お金じゃなく、わたしの後回しにする習慣でした。結局そのまま、何年も動けませんでした。
では何がきっかけで動けたかというと——新しい自転車が必要になったときです。母へのプレゼントを選ぶ流れで、やっと古いほうを手放せました。自分の意志ではなく、必要に迫られて、でした。
迷っているうちに、売れるものが売れなくなる
最後に、いちばんお伝えしたいことを書きます。
祖母が遺した着物は、結局、泣く泣く処分しました。汚損がひどくて、買い取ってもらえる状態ではなくなっていたからです。
きれいな状態で保てていたら、買取に出せたかもしれません。誰かにまた着てもらえたかもしれない。そう考えると、あれは「捨てた」というより「間に合わなかった」に近い気がしています。
大きいものや量のあるもの、年季の入った古いものは、家に占める割合も、部屋の印象への影響も大きいです。だからこそ手をつけたいのに、だからこそ後回しになる。
でも「あとでやろう」としたものは、だいたい結局やらないんですよね。やるまでの気分も上がらないままです。そして困ったことに、その間に経年劣化が進んで、買取に繋がらなくなってしまう。売れたはずのものが、売れないものに変わっていきます。
だからわたしは、買い替えたい、片付けたいと思ったタイミングこそが絶好のタイミングだと思っています。
処分にお金をかけるのではなく、買取に出せば買い替えのための軍資金に変わるかもしれない。それもありがたいのですが、わたしにとってもっと大きかったのは、手放すと決めたものが、次の誰かのところでまた使ってもらえるということでした。
捨てると決めるとき、どうしても「ごめんね」という気持ちが残ります。まだ使えるのに、と思うと少し後ろめたい。でも、必要としている人の手に渡るなら、そのモノはもう一度「使えるもの」に戻ります。そう思えるだけで、手放すことへの申し訳なさがずいぶん軽くなりました。
まとめ|「捨て方」を調べる前に、ひと手間だけ
今回のことを整理すると、こんな流れになります。
- 不用品の処分が止まるのは、費用より「手続きが分からない」から
- 2026年、ごみ袋や粗大ごみの費用は自治体ごとに見直されている
- 捨て方を調べる前に「売れるかもしれない枠」をよけると、手続きの対象そのものが減る
全部を一気にやる必要はありません。まずは手放したいものをひとつだけ選んで、「これは売れるかな」と考えてみるところからで十分です。
断捨離そのものの進め方は断捨離の始め方【完全版】にまとめています。手が止まっている方の、最初の一歩のヒントになれば嬉しいです 🌿
📌 この記事の3行まとめ
✅ 不用品の処分が進まないのは、費用より「手続きが分からない」から
✅ 2026年、ごみ袋や粗大ごみの費用は自治体ごとに上がってきている
✅ 捨て方を調べる前に「売れるかも」を先によけると、手続きの数そのものが減る
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